園だよりにてお知らせしておりました座布団兼用の防災頭巾は、皆様にご購入頂くことを中止いたしましたことをお知らせします。
在園児のみなさまは、引き続き現在使われている座布団をご使用ください。
この度のお願いでみなさまにご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
座布団兼用の防災頭巾の購入を中止させて頂いた経緯を説明させて頂きます。
- みなさまにお知らせをした後、ある当園の職員が「『防炎頭巾』という商品において『防炎対応』を偽装した商品が市場に多く出回っている」と日本防炎協会が告知していることに気がつきました。
- 導入予定であった製品を同協会のHPで調べると、防炎対応商品販売業者の中に導入予定の製品の業者はリストに記載されていませんでした。
- この時点で、正式に認可されている商品であると確認が取れるまで、一旦この製品の導入は保留ということになりました。
- また同時に新園舎は「最新の耐震技術を用いて建築されていること」、「地震で落下、転倒するような設備は用いられていないこと」を確認いたしました。
- それらと、当園地域における「豪雨時の浸水データ」、「台風等高潮時の浸水データ」、「南海トラフ地震発生時の津波・浸水深データ」を踏まえて、新園舎での防災対応を緊急に検討しました。
- 地震においては「新園舎以外の建築物も隣接する園庭に100余名の園児が出るよりも、最新の耐震設計で建築されている新園舎内でひとまず滞在するが最も安全」という結論に至りました。
- 火災時には「新園舎は2Fのすべての保育室が避難用屋外通路(滑り台と非常階段の2つの手段で1階へ降りることができます)に直結しているため、防災頭巾を取りに行って避難時間を伸ばすよりも、煙と一酸化炭素を避けるために一刻も早く屋外へ出る方が安全には優先される」という結論に至りました。
緊急に検討する内容を含んだため、保留、決定までに時間がかかり、みなさまにご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
また今後、全園児に必要な防災のための備品や安全対策用品は、園が購入・管理することを決定しましたことを、あわせてお知らせいたします。
この度のことにおいて、あらためて防災対応を見直す必要を職員一同痛感いたしました。
今後も新しい動向、新しい技術なども含め、防災対応の検討を継続いたします。
みなさまにご協力を頂くこともあろうかと思いますが、その際は園児の安全のためにご協力ご理解をお願いいたします。
この度は当園の準備不足・力不足のため、みなさまにご迷惑をおかけいたしました。
重ねてお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。